2018年08月13日
Hybrid Quartet
2018年8月11日(土)MT Milly's
Hybrid Quartet
啼鵬(vc,p,bandoneon) 柏木広樹(vc) 向井航(vc) 伊藤ハルトシ(vc,g)
啼鵬さんの企画による初めての「ハイブリッド・カルテット」のライブでした。
チェロの四重奏ですが、
啼鵬さんはマルチプレーヤーで今回はピアノとバンドネオンも演奏、
伊藤さんもチェロとギターの両使いということで、
楽器を持ち替えるハイブリッドなカルテットということだそうです。
私は他にも、
大学でクラシックを学んだ柏木さん、啼鵬さん、向井さんと
ジャズを学んだ伊藤さん、とか
オーケストラの活動が多い向井さんと、
バンド、小ユニットでの活動が多い柏木さん、啼鵬さん、伊藤さん、という
いろんな才能・経験を持った方々が合わさったという意味でも
ハイブリッドなカルテットだなぁ・・と思いました。
啼鵬さんのメンバー紹介は、客席から見て左から
1 向井さん:正統派。リードとして主にメロディを担当。
2 柏木さん:精神的支柱(最年長)。メロディとハーモニーを担当。
4 伊藤さん:チェロとギターでまさにハイブリッド。ハーモニーとベースを担当。
4 啼鵬さん:企画とアレンジ、チェロは主にベースを担当。
演奏曲はメンバーのオリジナルに洋楽、ブラジルなどで
クラシックはアンコールのみでした。
1st
Isn't She Lovely (Stevie Wonder)
Setembro (Ivan Lins)
His Eye Is On The Sparrow (映画「天使にラブソングを 2」より)
Django (John Lewis)
Englishman in New York (Sting)
大地を繋ぐ樹の下で (柏木広樹)
2nd
ウォーキング・モモンガ (啼鵬)
スリーピング・モモンガ (啼鵬)
航海記(柏木広樹)
Libertango (Astor Piazzolla)
along with you (啼鵬)
アンコール
Lascia ch'io pianga (私を泣かせてください ヘンデル オペラ「リナルド」より)
1st は譜面に書かれたとおりに弾いていたそうですが、
2nd は楽器の持ち替えがあり、アドリブもたくさんありました。
「ウォーキング・モモンガ」 はチェロ三人と啼鵬さんのバンドネオン、
「スリーピング・モモンガ」 はチェロ三人と伊藤さんのギター、
「航海記」 はチェロ二人と啼鵬さんのピアノと伊藤さんのギター、
「Libertango」 はチェロ二人と啼鵬さんのバンドネオンと伊藤さんのギター、
「along with you」 はチェロ三人と啼鵬さんのピアノ、でした。
トークは啼鵬さんが司会進行でしたが、全員がマイクを持って
爆笑モノの “チェロあるある” がいくつも出てくる・・・
個性的すぎるチェリスト4人が、楽しそうにアンサンブルしてて、
チェロの音をいーーっぱい浴びて、ワクワクのアドリブもあって、
見ても聞いても楽しいライブでした。
柏木さんから 「弾いてて、チェロ同士にしかわからないニヤッ がある」
なんてお話もありました。
ご出演者の皆さんは 「またやりたい」 と思われたそうですし、
私もまた聞きたいと強く思いました。
柏木さんの2曲も新鮮なアレンジで聞けてよかったし、
ライブを重ねていってレパートリーが増えて、
定番曲もできてくるとさらにうれしいなぁ。
啼鵬さん、ぜひ再演をよろしくお願いします。