2024年12月04日
“スパイ × 音楽” 小説
『ラブカは静かに弓を持つ』 という小説を読みました。
2023年に本屋大賞2位を受賞して話題になり、
チェリストがスパイをするお話らしい、ということで気になっていました。
子供の頃にチェロを習っていた青年が、
仕事上のある目的のために、
大手音楽教室のチェロのレッスンを受ける、という設定です。
表紙はチェロを弾く青年のイラストで、
帯には「武器はチェロ、潜入先は音楽教室。心震える “スパイ×音楽” 小説」 とあります。
チェロを弾くシーンやレッスンを受けるシーンがたくさんあり、
さすが作家さんは、音や演奏について上手に表現するなぁ・・と感心したり、
講師と生徒との関係とか、生徒仲間のキャラと交流が興味深かったり、
スパイ活動のゆくえにドキドキしながら、
主人公のチェロへの向き合い方の変化にきゅんとしたり、
読み応えがあり、とても楽しめました。
なんか読みながら、チェロを弾く人は “根はいい人” であってほしいとか、
弾く人も弾くことで癒されたり救われてほしい、みたいな勝手なことを思いました。
Posted by あけみ at
22:47
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