2019年07月30日
夏の宴~Twin Cello 広島 昼公演
柏木広樹 チェロ・ライブ 2019 “夏の宴~Twin Cello”
2019年7月27日(土) Live Juke
柏木広樹(vc) 伊藤ハルトシ(vc) 扇谷研人(p)
名古屋の翌日の広島公演、
台風が迫っていましたが新幹線は通常運行で、
お三方も遠征組のファンも無事に移動できました。
しかも、広島に着いたら快晴で猛暑で、
夜に予定されている花火も心配なさそうで、テンション上がりました。
-演奏曲-
1st
航海記
出逢い (伊藤ハルトシ)
A Day To Remember
追憶 (扇谷研人)
La Pasionaria(Charlie Haden)
Lactic Acid
2nd
鳥の歌
Pipinella
Glorious Future
大地を繋ぐ樹の下で
地平線の向こうで
Smile for You
アンコール
シリウス
1st の演奏曲は名古屋と同じでした。
そして、伊藤さんの 「出逢い」は
「いい曲、めっちゃ泣けてくる」、
扇谷さんの 「追憶」は
「表側と見えていない部分が両方でている」
とまた絶賛する柏木さんでした。
トークでは、
伊藤さんがチェロとギターの二刀流ということから、
扇谷さん 「ボクも次までに何かできるようにしておきます。ギターとか」
柏木さん 「じゃあ、ボクは?」
伊藤さん 「柏木さんは、チェロとMCで」
これには客席もみんな 「そう、そう」
2nd は演奏曲が1曲替わって、広島にゆかりの曲
「Glorious Future」 が用意されていました。
この曲の演奏前に柏木さんが
「伴奏を聞いてほしいです」 と言われましたが、
ピアノのメロディにチェロが二重奏で伴奏したり、
チェロのお一人がメロディでもう一人のチェロがリズムを刻んだり
この編成のために特別にアレンジされていました。
ピアノが気持ちよさそうにアドリブしているときは、
チェロのお二人は何度も顔を見合わせながらニッコニコでバッキング。
こんなにうれしそうに伴奏するチェリストはほかにいないでしょう。
この曲もほかの曲も、
柏木さんはきっと楽しくアレンジされて、
本番で演奏していい感じで、
うれしく思っていらっしゃるんだろうな・・・ なんて思いました。
前日とはまた違って、
Live Juke はお酒を飲みながら聞くことができるライブハウス。
まさに “夏の宴” でした。
終演後、夜の公演までに時間があったので、
柏木さんが本番前に召しあがったと言われていた
カレー屋さんに行きました。おなかも満足。
2019年7月27日(土) Live Juke
柏木広樹(vc) 伊藤ハルトシ(vc) 扇谷研人(p)
名古屋の翌日の広島公演、
台風が迫っていましたが新幹線は通常運行で、
お三方も遠征組のファンも無事に移動できました。
しかも、広島に着いたら快晴で猛暑で、
夜に予定されている花火も心配なさそうで、テンション上がりました。
-演奏曲-
1st
航海記
出逢い (伊藤ハルトシ)
A Day To Remember
追憶 (扇谷研人)
La Pasionaria(Charlie Haden)
Lactic Acid
2nd
鳥の歌
Pipinella
Glorious Future
大地を繋ぐ樹の下で
地平線の向こうで
Smile for You
アンコール
シリウス
1st の演奏曲は名古屋と同じでした。
そして、伊藤さんの 「出逢い」は
「いい曲、めっちゃ泣けてくる」、
扇谷さんの 「追憶」は
「表側と見えていない部分が両方でている」
とまた絶賛する柏木さんでした。
トークでは、
伊藤さんがチェロとギターの二刀流ということから、
扇谷さん 「ボクも次までに何かできるようにしておきます。ギターとか」
柏木さん 「じゃあ、ボクは?」
伊藤さん 「柏木さんは、チェロとMCで」
これには客席もみんな 「そう、そう」
2nd は演奏曲が1曲替わって、広島にゆかりの曲
「Glorious Future」 が用意されていました。
この曲の演奏前に柏木さんが
「伴奏を聞いてほしいです」 と言われましたが、
ピアノのメロディにチェロが二重奏で伴奏したり、
チェロのお一人がメロディでもう一人のチェロがリズムを刻んだり
この編成のために特別にアレンジされていました。
ピアノが気持ちよさそうにアドリブしているときは、
チェロのお二人は何度も顔を見合わせながらニッコニコでバッキング。
こんなにうれしそうに伴奏するチェリストはほかにいないでしょう。
この曲もほかの曲も、
柏木さんはきっと楽しくアレンジされて、
本番で演奏していい感じで、
うれしく思っていらっしゃるんだろうな・・・ なんて思いました。
前日とはまた違って、
Live Juke はお酒を飲みながら聞くことができるライブハウス。
まさに “夏の宴” でした。
終演後、夜の公演までに時間があったので、
柏木さんが本番前に召しあがったと言われていた
カレー屋さんに行きました。おなかも満足。
2019年07月30日
夏の宴~Twin Cello 名古屋公演
柏木広樹 チェロ・ライブ2019 “夏の宴~Twin Cello”
2019年7月26日(金) 5/R Hall & Gallery
柏木広樹(vc) 伊藤ハルトシ(vc) 扇谷研人(p)
二人のチェロをたっぷり聞いていただきたい
チェロっていいねって思っていただきたい
という想いで企画されたというこのコンサート、
ホントにいろんなチェロを楽しみました。
そして柏木さんと扇谷さんは長年よくご存じながらライブでは初共演。
事前リハーサルの1曲めからいい感じで、
扇谷さんの音を聞いて、柏木さんはどんなコンサートにするか
イメージがわいたそうです。
-演奏曲-
1st
航海記
出逢い (伊藤ハルトシ)
A Day To Remember
追憶 (扇谷研人)
La Pasionaria (Charlie Haden)
Lactic Acid
2nd
鳥の歌
Pipinella
Bom Dia!
大地を繋ぐ樹の下で
地平線の向こうで
Smile for You
アンコール
シリウス
最初は夏っぽく(?)「航海記」で軽快に。
伊藤さんのギターのイントロを聞いただけでワクワクします。
ご挨拶とメンバー紹介のあと、伊藤さんのオリジナル 「出逢い」。
柏木さんが「むずかしい漢字」と言われていたのでこう書くのかな。
別れからまた新しい出逢いに向かっていくという曲で、
「23歳のときに作ったとは思えない、複雑な気持ちが表現されている」(by柏木さん)
ゆったり静かなメロディをチェロお二人が弾き分けていました。
「A Day To Remember」 は伊藤さんはまたギターで。
メロディを弾くチェロが伸び伸びしていて、
ピアノのソロもあって、楽し~い
次の 「追憶」 は扇谷さんの曲。
ピアノの長~いソロのイントロから、
チェロお二人が入ってきて寄り添う感じ。
「心からできているメロディとコードで、曲にいろんなドラマが展開している」(by柏木さん)
扇谷さんが下がって、1部の最後はチェロのデュオで2曲。
「やっと二人きりになれたね」(←お約束)
「La Pasionaria」 は “Made in musicasa 2019” でも二人で演奏されましたが、
響きのいい、ステージと客席が近い程よい大きさの会場で聞くと
バロック音楽っぽい二声のハモリがまたすばらしい。
続いてトークなしで、
伊藤さんのアドリブソロ、柏木さんのアドリブソロ、
からの、せーのっ、で 「Lactic Acid」 をズバッと。
歓声と盛大な拍手のなか、1部が終了。
2部のはじめは曲紹介のトークから。
チェリストは平和を望む人が多い、ということや
パブロ・カザルスさんがニューヨークの国連本部で演奏したお話、
そして 「鳥の歌」 と「Pipinella」 は自分の中でつながっている、
というお話がありました。
「鳥の歌」 は柏木さんと扇谷さんのデュオで。
伊藤さんのチェロソロでつないで始まった 「Pipinella」 は
チェロのクラシカルな二重奏からピアノが加わり、
後半は伊藤さんはギターに持ち替え。
このメンバーならではのアレンジでした。
切ない気持ちから気分一新するような 「Bom Dia!」 は、
伊藤さんはギターで、カッコいいソロもありました。
「大地を繋ぐ樹の下で」 はピアノの美しいメロディと
チェロお二人のハーモニーがクラシックの小品のよう。
譜面にはメロディとコードが書いてあるだけで、
自由に伴奏していたそうです。
「本番が一番よかった」 と柏木さんにっこり。
次の「地平線の向こうで」 も、チェロのお二人が
ハモったりユニゾったり。
「チェロ2本って、楽しいなぁ」(by柏木さん) な気持ちが
見ていてもよーーくわかりました。
そしてさいごの 「Smile for You」 は伊藤さんはギターで。
「おやっ? チェロが1本余ってる。そして、客席にチェリストがいる」
ということで、客席から清水陽介さんが飛び入り。
チェロお二人、ギター、ピアノというカルテットになりました。
清水さんもとても楽しそう。
ギターのソロ、ピアノのソロで盛り上がり、
いつものようにお客さんがコーラスで参加しましたが、
柏木さんがお客さんと一緒に歌ってるときは、
清水さんがしっかりメロディ弾いてました。
“宴” らしく、にぎやかに終了
アンコールの 「シリウス」 は、
「2本のチェロでやったら、この曲の意味がよりわかった」
と柏木さんが言われていました。
私は自分なりにイメージしながら、想いのこもった演奏を聞きました。
柏木さんが言われたとおり、
いろんなチェロがたくさん聞けて、
よく知っている曲もチェロ倍増のアレンジで聞けて、
大満足の幸せな時間でした。楽しかったっ
2019年07月20日
Small Compact Performance 2019
柏木広樹&榊原大 ゲスト藤原道山
2019年7月14日(日)上越文化会館
柏木さんの「Small Compact Performance」へのご出演は2回目、
2011年以来8年ぶりでした。
会館の独自企画でとても人気のあるシリーズのようでチケットは完売。
私は開場の30分ほど前に着きましたが、自由席のため
ロビーには入場待ちの長ーーーい列ができていました。
並びながらなんとなく聞いていると
このコンサートシリーズのご常連で楽しみにしていらした方々や、
道山さんがお目当てらしき尺八サークルの方々、
かわった組み合わせのメンバーなので興味を持たれた方などが
なごやかにお話されていていい感じでした。
柏木さんのことをヴォーカルの人だと思っていたおばあちゃまがいらして、
“そこに書いてあるの vo じゃないんです、vc です!” って
ココロの中で笑いながらツッコミました。
演奏曲
1st
-柏木さん・榊原さんデュオ-
大地を繋ぐ樹の下で
航海記
やさしい時間(榊原大)
シリウス
ラプソディ・イン・ブルー(ジョージ・ガーシュイン)
2nd
-柏木さんソロ-
月からの使い
-柏木さん・藤原さんデュオ-
月下竹韻(藤原道山)
相思華
-トリオ-
Reminiscence~回想~
架空鍵盤~Air Piano~(榊原大)
東風(藤原道山)
アンコール
-トリオ-
Smile for You
前半はチェロとピアノのデュオで。
柏木さんの代表曲に、大さんのリリース直後の新譜からの曲も。
「やさしい時間」 はアップテンポなバンドの曲ですが
チェロがメロディ、メロディ以外を全部ピアノがやるみたいな感じ。
“タイトルと違って、弾くのはやさしくない時間” (by 柏木さん)です。
大さんが奏でる 「シリウス」 は、クリアな音が澄んだ高い星空のようで、
キラキラ感も感じられてステキでした。
「ラプソディ・イン・ブルー」 は唯一のクラシックの曲。
10分以上の大曲で、お二人とも熱いアドリブソロもたっぷりと。
演奏が激しくなると大さんはお尻が椅子から浮き浮きで、中腰弾き。
柏木さんが汗を飛ばす勢いでアドリブ熱演すると、それを見て大さんはニヤリ
演奏前の曲紹介では、“リハーサルではアドリブソロのところはやらず、
手の内を見せない。だからお互いがどうやるかはわからない。”
と言われていました。
本番で完結するそうです。
大盛り上がり で1部が終了。
後半は、まずは柏木さんがお一人で登場。
曲紹介の前に、“一人で弾くといってもバッハではございません。”
もうすっかりあったかくなごんでいる客席からまた笑いが。
チェロの音色と演奏がたっぷり聞けるソロ曲もうれしいです。
いよいよゲストの道山さんの登場。
このコンサートは “衣装は自由” ということだったそうですが、
シャツ姿の柏木さん、大さんに対して、黒スーツの道山さん。
端正です。シュッとしてます。
尺八とチェロの似ているところは?というお話では、
“植物素材、そして中が空洞なところ” ・・・ く、空洞って(笑)
柏木さんからの曲紹介では、
以前に道山さんとの共演で 「月下竹韻」 を弾いてぐっときて、
アンサーソングとして 「相思華」 を作り
道山さんとのデュオ演奏を自身のアルバムに収めました。
「月下竹韻」 は日本人ならイメージがふくらむんじゃないでしょうか。
「相思華」 は尺八の激しい面を聞いていただきたいと思い、作りました。
・・・ ということで、尺八とチェロで奏でる “静” と “動”。
その2曲を続けて聞けて、
期待はしていましたがめちゃうれしかったです。
ここからは大さんが加わって最後までトリオで。
「Reminiscence~回想~」 は、
“これまでフルートの人とやったことはあるけど、
尺八の人とやるのは道山さん以外ありえない” と柏木さん。
尺八の息の震えが、回想する心のゆらぎのようでした。
次は大さんの新譜から 「架空鍵盤~Air Piano~」。
リハーサルで大さんがこの曲を提案したら道山さんが快諾したそうで。
“普通はありえないけど、道山君ならいけるだろうと思ったら、いけた!”
と大さんが言われていたとおり、
軽快でリズミカルで細かい連続音もいっぱいの曲を
道山さんは涼しい顔で(そう見えた)吹かれていました。
お約束の大さんのエア演奏もちゃんとあり、
柏木さんは弾きながらずっと “楽し~い” って顔でニコニコが止まりません。
さいごの 「東風(こち)」 は道山さんの曲。
タイトルは尺八の “風” を表しているのと、
日本から海外に向けて風を送りたいという意味が込められているそうです。
アップテンポでびゅんと流れるようなメロディがあり、
尺八の熱いアドリブソロがあり、キメキメフレーズもあり、
古風なタイトルと違うイメージのカッコイイ曲!
終わると “おぉ~” っという歓声と盛大な拍手ですぐにアンコールへ。
アンコールの 「Smile for You」 も道山さんが参加してトリオで。
道山さん、サンバも吹いちゃうとはすばらしい。
大さんのピアノもノリノリで、またエアピアノやりそうな勢いでした。
(もうやりません)
いつものように、お客さんがコーラスで参加しましたが
男性の声もいっぱい聞こえて会場全体が歌っているようでしたし、
手拍子が自然におこってとっても楽しい雰囲気でした。
道三さんは尺八を3本お持ちになっていて持ち替えられていました。
柏木さんはライブ中のトークで、
“尺八でアドリブするひとはそうそういない”
“サンバを吹く世界でただ一人の尺八奏者” と絶賛。
このお三方の共演はめずらしいので、聞けてラッキーでした。
名古屋から行くとかなり時間がかかりましたが、行ったかいがありました。
2019年7月14日(日)上越文化会館
柏木さんの「Small Compact Performance」へのご出演は2回目、
2011年以来8年ぶりでした。
会館の独自企画でとても人気のあるシリーズのようでチケットは完売。
私は開場の30分ほど前に着きましたが、自由席のため
ロビーには入場待ちの長ーーーい列ができていました。
並びながらなんとなく聞いていると
このコンサートシリーズのご常連で楽しみにしていらした方々や、
道山さんがお目当てらしき尺八サークルの方々、
かわった組み合わせのメンバーなので興味を持たれた方などが
なごやかにお話されていていい感じでした。
柏木さんのことをヴォーカルの人だと思っていたおばあちゃまがいらして、
“そこに書いてあるの vo じゃないんです、vc です!” って
ココロの中で笑いながらツッコミました。
演奏曲
1st
-柏木さん・榊原さんデュオ-
大地を繋ぐ樹の下で
航海記
やさしい時間(榊原大)
シリウス
ラプソディ・イン・ブルー(ジョージ・ガーシュイン)
2nd
-柏木さんソロ-
月からの使い
-柏木さん・藤原さんデュオ-
月下竹韻(藤原道山)
相思華
-トリオ-
Reminiscence~回想~
架空鍵盤~Air Piano~(榊原大)
東風(藤原道山)
アンコール
-トリオ-
Smile for You
前半はチェロとピアノのデュオで。
柏木さんの代表曲に、大さんのリリース直後の新譜からの曲も。
「やさしい時間」 はアップテンポなバンドの曲ですが
チェロがメロディ、メロディ以外を全部ピアノがやるみたいな感じ。
“タイトルと違って、弾くのはやさしくない時間” (by 柏木さん)です。
大さんが奏でる 「シリウス」 は、クリアな音が澄んだ高い星空のようで、
キラキラ感も感じられてステキでした。
「ラプソディ・イン・ブルー」 は唯一のクラシックの曲。
10分以上の大曲で、お二人とも熱いアドリブソロもたっぷりと。
演奏が激しくなると大さんはお尻が椅子から浮き浮きで、中腰弾き。
柏木さんが汗を飛ばす勢いでアドリブ熱演すると、それを見て大さんはニヤリ
演奏前の曲紹介では、“リハーサルではアドリブソロのところはやらず、
手の内を見せない。だからお互いがどうやるかはわからない。”
と言われていました。
本番で完結するそうです。
大盛り上がり で1部が終了。
後半は、まずは柏木さんがお一人で登場。
曲紹介の前に、“一人で弾くといってもバッハではございません。”
もうすっかりあったかくなごんでいる客席からまた笑いが。
チェロの音色と演奏がたっぷり聞けるソロ曲もうれしいです。
いよいよゲストの道山さんの登場。
このコンサートは “衣装は自由” ということだったそうですが、
シャツ姿の柏木さん、大さんに対して、黒スーツの道山さん。
端正です。シュッとしてます。
尺八とチェロの似ているところは?というお話では、
“植物素材、そして中が空洞なところ” ・・・ く、空洞って(笑)
柏木さんからの曲紹介では、
以前に道山さんとの共演で 「月下竹韻」 を弾いてぐっときて、
アンサーソングとして 「相思華」 を作り
道山さんとのデュオ演奏を自身のアルバムに収めました。
「月下竹韻」 は日本人ならイメージがふくらむんじゃないでしょうか。
「相思華」 は尺八の激しい面を聞いていただきたいと思い、作りました。
・・・ ということで、尺八とチェロで奏でる “静” と “動”。
その2曲を続けて聞けて、
期待はしていましたがめちゃうれしかったです。
ここからは大さんが加わって最後までトリオで。
「Reminiscence~回想~」 は、
“これまでフルートの人とやったことはあるけど、
尺八の人とやるのは道山さん以外ありえない” と柏木さん。
尺八の息の震えが、回想する心のゆらぎのようでした。
次は大さんの新譜から 「架空鍵盤~Air Piano~」。
リハーサルで大さんがこの曲を提案したら道山さんが快諾したそうで。
“普通はありえないけど、道山君ならいけるだろうと思ったら、いけた!”
と大さんが言われていたとおり、
軽快でリズミカルで細かい連続音もいっぱいの曲を
道山さんは涼しい顔で(そう見えた)吹かれていました。
お約束の大さんのエア演奏もちゃんとあり、
柏木さんは弾きながらずっと “楽し~い” って顔でニコニコが止まりません。
さいごの 「東風(こち)」 は道山さんの曲。
タイトルは尺八の “風” を表しているのと、
日本から海外に向けて風を送りたいという意味が込められているそうです。
アップテンポでびゅんと流れるようなメロディがあり、
尺八の熱いアドリブソロがあり、キメキメフレーズもあり、
古風なタイトルと違うイメージのカッコイイ曲!
終わると “おぉ~” っという歓声と盛大な拍手ですぐにアンコールへ。
アンコールの 「Smile for You」 も道山さんが参加してトリオで。
道山さん、サンバも吹いちゃうとはすばらしい。
大さんのピアノもノリノリで、またエアピアノやりそうな勢いでした。
(もうやりません)
いつものように、お客さんがコーラスで参加しましたが
男性の声もいっぱい聞こえて会場全体が歌っているようでしたし、
手拍子が自然におこってとっても楽しい雰囲気でした。
道三さんは尺八を3本お持ちになっていて持ち替えられていました。
柏木さんはライブ中のトークで、
“尺八でアドリブするひとはそうそういない”
“サンバを吹く世界でただ一人の尺八奏者” と絶賛。
このお三方の共演はめずらしいので、聞けてラッキーでした。
名古屋から行くとかなり時間がかかりましたが、行ったかいがありました。
Posted by あけみ at
23:59
│Comments(0)
2019年07月13日
きらきら眼鏡
少し前に、映画「きらきら眼鏡」のDVDが出て買ってあったのを、
ゆっくり見てみました。
もう劇場で見ているので、本編は後にして、まず特典映像から。
特典映像がとても長くて、51分
メイキング映像では、ロケのようすに加えて
船橋市民の方々がとても積極的に参加されて、
エキストラだけでなく制作にもかかわったり、
出演者、スタッフの方のために食事やロケ弁の提供などの
おもてなしもされていることもわかりました。
原作者の森沢明夫さんが、こっそり出演されてることのネタバレも。
そして本編は、やっぱり最後のコレですね。
演奏と作曲でお名前が2回
再生を止めてじーーーっと鑑賞しました。
Posted by あけみ at
23:15
│Comments(0)
2019年07月09日
柏木広樹プロジェクト第3弾!
2019年7月6日(土)
かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
チェリスト柏木広樹プロジェクト 第3弾 柏木広樹 feat. 木村大
柏木広樹(vc) 林正樹(p) ゲスト木村大(g)
今回で3年連続、3回目となる “柏木広樹プロジェクト” ですが、
第1弾の出演は松本圭司さんとゲストが沖仁さん
第2弾は榊原大さんとゲストが小沼ようすけさん
という、このシリーズはいずれもピアニストさんとの共演に
ギタリストさんのゲストをお迎えするというトリオです。
今回のとっておきのゲストの木村大さんは
2nd ステージまでとっておかれて、
前半は林さんとのデュオ中心、
後半から木村さんが参加してトリオでした。
演奏曲
1st
ー柏木さん・林さん デュオー
白ねずみ
大地を繋ぐ樹の下で
Bluegray road (林正樹)
森林特急
シリウス
Cluster Trip (林正樹)
2nd
-柏木さん ソロ-
月からの使い
-柏木さん・木村さん デュオ-
モモの唄
-木村さん ソロ-
禁じられた遊び
-トリオ-
Cobalt calm (林正樹)
Levanter (木村大)
地平線の向こうで
アンコール
-トリオ-
Smile for You
あの会場でこのメンバーだからと選ばれた曲でしょうね。
久しぶりに聞けた曲や、林さん、木村さんのオリジナルもありました。
何度も聞いている柏木さんの曲も、
共演者が変わるとまた違った雰囲気に。
林さんは、情景だけでなく空気感みたいなものも表現されますが、
「大地を繋ぐ樹の下で」 は、雨の多いこの季節らしい
瑞々しくしっとりとした緑深い森の中にいるようでした。
「シリウス」 は演奏前に七夕や星のお話があったこともあり、
チェロの低音の深い響きから、曲のクライマックスでは
思わず気持ちが天高い星に向かうような、心奪われる演奏でした。
「Cluster Trip」 は林さんの曲ですが、
柏木さんのアルバム 「CASA FELIZ」 に入っています。
アグレッシブでカッコいい、バンド向きの曲で、
クラシックのホールで二人で弾くのは・・・・ かなり大変そう。
なので、ずばーーんと演奏した後は
これにて1st ステージ終了、休憩になりました。
2nd ステージはまず柏木さんお一人で登場して、ソロ演奏。
のあと、いよいよスペシャルゲスト木村さんの登場。
やわらかいけどリッチな音色で、
これまで聞いたことのない雰囲気の 「モモの唄」 でした。
続いて、木村さんのソロで 「禁じられた遊び」。
知っているメロディが表情を変えて繰り返し出てきて、
その場で曲を作っているような感じ。
次は何が出てくるんだろう? と、とても引き付けられました。
ここからは三人そろって、最後までトリオで。
「Cobalt calm」 は、弾き終わった柏木さんが
「この三人のために書かれたような曲だね」 とにっこり。
木村さんの曲 「Levanter」 はサブタイトルが “夢を運ぶ風”。
小説 「アルケミスト」 のイメージの曲だそうです。
私も 「アルケミスト」 を愛読しているので、
ココロの中で “きゃぁ、うれしい” と、はしゃいでおりました。
風に吹かれてぐんぐん前へ進むようなドラマチックな曲で、
お三方の激しいソロもありました。
さいごの 「地平線の向こうで」 は、
“曲のアタマのところをクラシックギターで聞きたい”
という柏木さんの希望で選ばれたそうです。
活き活きと元気に、楽しく終わりました。
アンコールの 「Smile for You」 はお客さんがコーラスで参加。
響きがいいホールだと自分の声も良く聞こえたりして、
大きい声で歌っちゃいました
このお三方の共演は初めてだそうですが、
思わずタメ口が出てしまう若者の木村さん、
それを聞いて喜ぶベテランの柏木さん、
そして、若いのにいちばん巨匠っぽい林さん、
というおもしろい()トリオでした。
どの曲も木の楽器らしいいい音を響かせながら
曲のバリエーションが幅広すぎて、
こんな曲も二人とか三人でやれるんだ、とオドロキつつ楽しみました。
終演後のサイン会も大盛況。
この “柏木広樹プロジェクト” は、来年も行われることが決まったそうです。イェーイ