2025年02月02日

如月の三重奏




2月1日 “如月の三重奏” に行ってきました。

柏木さん、光田さんお二人の演奏の何曲かに藤原道山さんが参加される感じかな?
「相思華」 と 「羽根屋」 は聞けるかな? と思っていましたが、
お三方それぞれのソロがあり、デュオもあり、三人での演奏もたっぷり聞けました。
道山さんの尺八が加わって、柏木さんの曲もまた違った景色が見えました。

演奏曲
1st

柏木さんソロ
①2022 (柏木広樹)

光田さんソロ
②微笑みの果実 (光田健一)

柏木さん・光田さん デュオ
③背泳ぎワニ (柏木広樹・光田健一)

道山さんソロ
④アメイジング・グレイス

柏木さん・道山さん デュオ
⑤曙光 (藤原道山)
⑥相思華 (柏木広樹)


2nd

三人で
①Bom Dia!(柏木広樹)
②東風 (坂本龍一)

柏木さん・光田さん デュオ
③ラ・スペランサ~希望・祝典と祈り~ (光田健一)

三人で
④A Dancer Unknown~見知らぬ国で~ (光田健一)
⑤東風 (藤原道山)


アンコール
三人で
羽根屋 (柏木広樹)


道山さんの 「アメイジング・グレイス」 が聞けるとは・・・じーーーん。
「ラ・スペランサ」 は光田さんの新曲です。
そして、東からの風が多めに吹いていた感じですが、
坂本龍一さんのはもちろん 「トン・プー」 で、道山さんのは「こち」です。
「トン・プー」 は光田さんが三人用にアレンジされたと言われてました。
道山さんの “和” の雰囲気がある曲だとチェロのピチカートが琴のように聞こえたり
リズミカルな歯切れのいい音も尺八で出ちゃったり、
このメンバーだけの多彩な演奏を楽しみました。
音の響きも、照明の演出もきれいで、よかったです。

道山さんが制作中の新譜に、柏木さんが曲を提供したというお話もありましたので
そちらのリリースも楽しみです。


会場近くでランチをいただいたお店に公演ポスターが貼ってあり、
立派なホールが近くにあって音楽好きなかたが多く訪れる、
音楽に親しんでいる街という感じがしました。

  

Posted by あけみ at 18:26Comments(0)ライブ

2025年01月27日

二人旅名古屋公演

先日の二人旅名古屋公演に行ってきました。
今年の二人旅がはじまって3公演め。
早めに行けてうれしいです。



今回は柏木さんと光田さんが1曲ずつ、2曲の新曲がありました。わーい♪
そして、二人旅の定番の曲にお久しぶりの曲もあり、
いつもの音楽講座のコーナーもあって、
ニヤけたり爆笑したり、とても楽しいライブでした。
この会場はチェロもピアノも音がいいので、それもうれしいです。



今回はアンコールの曲は写真撮影OK、SNSへのアップOKでした。(動画撮影はNG)
終演後の写真撮影のご要望にすべてお応えできないから代わりに・・・
ということでした。お優しいお心づかいです。
演奏中はじっと聞いてしまって撮影できませんでしたので終演直後に。
アタフタと撮影したのもライブの思い出(汗)
ありがとうございました。

名古屋公演は早いタイミングで完売して
チケットが取れなかった方がいらっしゃるので
“おかわり公演” をしてくださるようです。
ぜひ、おかわりしたいです!  

Posted by あけみ at 22:19Comments(2)ライブ

2025年01月13日

FM長崎

1/12放送の FM長崎 「VIDA FELIZ」 を radiko で聞きました。
1時間まるっと柏木さんのスペシャル・プログラムってすごいです。
(FM長崎さん、ありがとうございます♪
最近の活動やライブ・音楽についてのお話に
二人旅長崎公演のお知らせと即興演奏もありました。

主なお話の内容

NH&K トリオについて

自分たちの原点を見つめ直して、いまの自分たちがどこにいるんだろう、
でも僕たちの原点はここにあったよね、というのを
30何年たって当時の仲間と語り合う・・っていうことをやりたくて
太郎は由紀江ちゃんと僕を誘ったんだと思う。

由紀江ちゃんは普段ひとりでやってることが多かったから、
最初アンサンブルはどうなんだろう? というところもあったけど、
いまでは 3人でなんにも言わないで弾き出して、
目で合図したらこうなって、ってみんなの雰囲気をみんなが感じて
テンポの揺らしだったり音量の上げ下げだったり、音楽の情景の作り方だったりが
阿吽のうちにできるようになったトリオだと思う。


THE LADSについて

誰が作曲した曲でも、葉加瀬太郎が弾けば葉加瀬太郎の音楽になるというくらい、
ヴァイオリンの求心力が高い。
作曲の方向が全く違う 10人が作るので、
十人十色という曲ができたのではないかと思う。
1枚のアルバムにしたらどうなっちゃうんだろうという心配はあったけれど、
葉加瀬太郎がメロディを弾けば、水戸黄門が印籠を出す状態になって
非常にまとまったアルバムになったと思う。
(印籠って汗・涙1・・・でも、よくわかります)

高齢バンドなんだけど、みんな子供だなって思うくらい
演奏するときはニコニコするし、楽屋もゲラゲラやってるし、
音楽の話をして笑って、音楽をやってる時だけ真面目になるけど、
その中でおもしろいことが起きるとまた笑って、みたいな。
ステージをやってるとき起きるいろんなミラクルがあったんだけど、
それを体験できるライブってやっぱりいいもんだなって思った。


二人旅について

チェロが弾いたらクラシックとか、ジャンルってそんなに考えなくてもいいような気がする。
“健ちゃんと僕がつくるハッピーな時間” というジャンル(びっくり)が二人旅だと思う。
演奏も話も漫才の掛け合いみたいなところがすごくあって、
呼吸で曲の長さが変わったりとか、
ある局面で弾き方をどちらかが変えたら次どうするとか、
本番中ずっと音で会話してる。
そういうライブでの駆け引きって、その場でしかおこらないから、
その空気をみなさんがつくっているということも含めてのコンサートだと僕は思ってます。


番組のさいごに即興演奏があり、
柏木さんがご自分で決められたテーマは
“長崎の永遠の平和” でした。


番組中にかかった曲

輝く星の贈り物~歓び (光田健一 二人旅バージョン)
ビタミン (西村由紀江 NH&K トリオバージョン)
情熱大陸 (葉加瀬太郎 NH&K トリオバージョン)
VIDA FELIZ (柏木広樹)
Lads in Town (羽毛田丈史)
そらおと -Celestial Song- (光田健一)
背泳ぎワニ (柏木広樹・光田健一)
Spring Has Come (柏木広樹・光田健一)


パーソナリティさんとの受け答えではなく、
柏木さんがお話しになりたいことと、柏木さんが選曲された曲を
たっぷりゆっくり聞けて、楽しい時間をすごしました顔2  

Posted by あけみ at 14:54Comments(0)

2025年01月06日

ラジオ出演

柏木さんがゲスト出演された、1/5 放送の
KBCラジオ九州朝日放送「サトコノヘヤ」を radiko で聞きました。
この番組は、30分の放送時間がまるっとゲストとのトークなので
お話がたっぷり聞けるのがうれしいです。
今年はじめての柏木さんのお声~♪

二人旅の九州公演のお知らせがありつつも、
年初の放送ということで、
演奏全般のお話や今年の抱負などもありました。

お話の要約です。

お正月は、元旦だけ休んで2日から楽器を弾きます。
弾かない日が3日くらいあると、左手が自分の手じゃないみたいになるので。
最近は指を使わないで体の中心で楽器を弾く、指はついてくるだけ、
というつもりで弾いた方がいい音が出るんじゃないかって思います。

チェロを7歳で始めて、今年でチェロを弾いて50年になります。
だけどまだいい音が出てないな、もっと出るはずだと思って毎日弾いてます。
もっといい音を出したいと、ずーーーっと思ってます。

一緒に演奏する人は、好きな人とやることが多くて、
自分ができる仕事は何かって、考えさせてくれる人とやってます。
チェロは引っ張っていくというより、合わせていく方が多いので。

NH&K トリオの場合も、
最初は自分が調和を取らないといけないなと思ったけど、
今は3人で「ギャーッ」って言いあって丁々発止の会話自体を
楽しむアンサンブルになっていると思います。
ある程度パッケージができるまではリハーサルで細かく作りますが、
それを守らなくなってからが良くなる。
そこの枠からはみ出したところから本当の音楽が始まります。

毎日同じ演奏はできません。
NH&K トリオのツアーも、途中からいろんなことが変わってきて
毎日見える景色が違うねって、楽屋に戻って3人で言ってます。

コンサートやライブは、演奏者・お客さん・スタッフすべてが
空気感を作っているので、
特にお客さんの作ってくださる空気は大事にしたいし、
ありがたいと思いながら弾いてます。
音って空気の波なので、拍手とかお客さんの歓声とか
その中で僕等は演奏しています。

今年の抱負について

毎年変わらない感じですが、いい音をひとつでも多く出したい。
自分がいつまで弾けるかわからないけれど、
どうやったら去年よりいい音が出せるかということを
弾くのをやめるまで続けていくのが楽しくて
この仕事をやっているんだと思います。


年初らしく真面目な内容も、いつものように明るくお話されていました。

恒例の即興演奏は、お題をいただいて・・ではなく、
番組が用意されていたのは朗読に即興で音楽をつけること。
智子さんが朗読するグリム童話の「おいしいおかゆ」に合わせて演奏しました。

番組中にかかった曲は、二人旅が演奏する「輝く星の贈りもの~歓び」でした。  

Posted by あけみ at 22:13Comments(0)

2025年01月01日

配信リリース!


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

元旦から NH&K TRIO の配信リリースがあってうれしいです。
今年最初に聞く音楽がタンゴとは!
そしてその流れで NH&K TRIO のCD 『Adagio』 を聞いてます。

今年も、日経新聞に葉加瀬さんの全面広告が載っていました。
オーケストラコンサートのアルバム発売のお知らせに、
オーケストラコンサートのスケジュールとお正月特別優先チケットの発売案内、
さらに NH&K TRIO の配信リリースと、ひときわ目を引く豪華な内容です。



柏木さんも葉加瀬さんもアニバーサリーイヤーとなる今年は
コンサートも新譜のリリースもとっても楽しみです。
どんな音を届けてくださるのか、どんな楽しい時間を持てるのか、
ワクワクしながら楽しみに待っています。  

Posted by あけみ at 15:39Comments(0)

2024年12月30日

今年もありがとうございました

不定期な、かなりのんびりな更新にもかかわらず、読みにきてくださるみなさま
いつもありがとうございます。
来年もマイペースで続けていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

年末の恒例ですが、今年の柏木さんのライブの数を調べてみました。
(もちろん、公表されているものだけです)

Made in musicasa 2024  2

二人旅 23

ツイン・チェロ 5

TARO HAKASE & THE LADS 48

NH&K TRIO  20

葉加瀬さんのサポート(音楽祭など) 5 

セッションライブ(Talk&Live、3Bトリオなど) 5
  
ゲスト、サポート(TOYONOさん、ハモカンなど) 7

合計 115 公演でした


今年も、各地でたくさんのライブをしていただきありがとうございます。
そしてラジオなどメディアのご出演も多く、
ライブが無いときも、明るく楽しいトークを聞くことができました。
すべて無事に、というかとても楽しく盛り上がって完遂されて
本当によかったです。

来年もすでにたくさんの予定が決まっていることと思います。
ツイン・チェロの東京公演のときに、
来年はアルバムの制作も考えていらっしゃると言われていました。
ライブも新曲も新譜も、どんな音を聞かせていただけるのか、
どんな柏木さんを見せていただけるのか、とても楽しみでワクワクしています♪  

Posted by あけみ at 21:54Comments(0)

2024年12月30日

TARO HAKASE & THE LADS 千秋楽


前日のツイン・チェロに続けて、葉加瀬さんのツアーの千秋楽に行ってきました。
東京ガーデンシアターは初めてでしたが、最大8,000人収容だそうで、とにかく大きかった。



私はチケットを取るのが遅く4階のバルコニー席でしたが、ステージ全体がよく見えて
ステージ横の巨大なスクリーンに映像が映るので柏木さんのアップも楽しめました。
(この映像がWOWOWで生中継されていたんだと思います)
そして、上から見るハカセンスとハカセンスライトの舞いは圧巻でした!



今年のツアーは、演奏曲リストが終演後のロビーに掲示されます。
ツアー中はアンコールは1曲なのですが、千秋楽ではさいごに
「Foyer」(『VIBRANT』に収録されている大島俊一さんの曲)も演奏しました。

葉加瀬さんから来年の活動のお話があり、
来年の秋冬も THE LADS としてツアーをするそうです。
葉加瀬さんのバックバンドではなく、THE LADS のメンバーとして
柏木さんもまた曲を提供されたり、共作されたりするかもしれないし、
演奏中もソロプレイがフィーチャーされることも多々あるでしょうから、ますます楽しみです。

葉加瀬さんがご病気をかかえながらツアーを完走されたことや、
メンバーのみなさん、本当にお疲れ様でしたという思いで、
アンコールの2曲はじーーんとしながらあたたかい気持ちで聞いてました。  

Posted by あけみ at 10:48Comments(0)ライブ

2024年12月29日

ツイン・チェロ



12/27 ツイン・チェロの東京公演へ行ってきました。
会場の楽屋(らくや)さんは60席ほどと小さめで
音がよくてお料理がおいしい、アットホームなお店です。
お二人の演奏が間近で見られて、どちらが何を弾いてるのかわかるし
お店全体がチェロのいい音色でいっぱいに包まれて幸せでした。

セットリスト
1st

ウィメンズ・ダンス (ミルチョ・レビエフ)
無伴奏チェロ組曲 3番 プレリュード (バッハ)
JUNCTION ~バッハ 無伴奏チェロ組曲 第4番 より~ (柏木広樹)
ヤ・キ・鳥の歌<仮タイトル> (柏木広樹)
Voice (柏木広樹)
Lactic Acid (柏木広樹)

2nd

無伴奏チェロ組曲 第3楽章 (ガスパール・カサド) *伊藤ハルトシさんソロ
大地を繋ぐ樹の下で (柏木広樹)
郵便局 (柏木広樹)
ヴェラ・クルーズ (ミルトン・ナシメント)
オブリビオン (アストル・ピアソラ)
リベルタンゴ (アストル・ピアソラ)

アンコール
ジェームス (パット・メセニー)


気になる「焼鳥(?)の歌」ですが、
カザルスさんの「鳥の歌」のような曲を作りたいと思い、
できた曲の仮題は「鳥の歌」の前に「ヤ」と「キ」を加えた・・と言われてました。
これからライブを重ねていくうち、レパートリーが増えたり、
ツイン・チェロ用の曲が作られたりしていきそうです。

演奏曲の説明もチェリスト目線だったり、
トークネタもチェリストあるあるや、
お二人が経験した現場のオモシロ話がいっぱいで、
終始笑いに包まれ、時に爆笑もおこる楽しい雰囲気でした。

お二人がお忙しくてスケジュール合わせがたいへんだそうですが、
来年もまたお二人で旅に出ていただきたいなぁ・・と思います。

お店の12月のスケジュールペーパーの表紙を
ツイン・チェロが飾っていました。

  

Posted by あけみ at 22:44Comments(0)ライブ

2024年12月25日

九州キャンペーン

先週までの柏木さんの九州キャンペーンのうち、
ラジオのいくつかを radiko で聞きました。
(テレビご出演が見られる方がうらやましいです!)

これまでご出演のたびに関係者のみなさんといい関係を築いてこられたんだと思いますが、
どの番組でもお久しぶりなのにパーソナリティの方々にあたたかく迎えられ、
“前回の続き” のようにお話がはずんでいました。
二人旅の九州ツアーのお知らせを中心に、
最近の活動や愛する九州グルメなどについて
若干早口ぎみ(いつも通り!)のノリノリトークに
お題をいただいての即興演奏と、楽しい内容でした。

その中で柏木さんから、
二人旅はお子さんに来ていただいてもかまいません、というお話があったので、
九州公演は 「未就学児入場可」 ということになったでしょうか。
二人旅さんなら、客席のお子さんの反応もライブのうちと
その会場ならではの雰囲気のライブをされるように思います。

福岡の番組で柏木さんが
「ライブの空気を作るのは僕等とお客さんの共同作業。
ステージでも客席でもなくその中間ぐらいにある空気を
どうやって作ろうかってことばかり考えてる」
と言われてました。
他の番組でも同様のことをよく言われています。
その中間ぐらいの空気の中に居られるのが楽しくてライブに行くんですが、
未就学児ちゃんも、ステキな音色の音楽と芸人さん(?)のトークを楽しんでくれるといいな ♪  

Posted by あけみ at 09:58Comments(0)

2024年12月04日

“スパイ × 音楽” 小説


『ラブカは静かに弓を持つ』 という小説を読みました。
2023年に本屋大賞2位を受賞して話題になり、
チェリストがスパイをするお話らしい、ということで気になっていました。

子供の頃にチェロを習っていた青年が、
仕事上のある目的のために、
大手音楽教室のチェロのレッスンを受ける、という設定です。
表紙はチェロを弾く青年のイラストで、
帯には「武器はチェロ、潜入先は音楽教室。心震える “スパイ×音楽” 小説」 とあります。

チェロを弾くシーンやレッスンを受けるシーンがたくさんあり、
さすが作家さんは、音や演奏について上手に表現するなぁ・・と感心したり、
講師と生徒との関係とか、生徒仲間のキャラと交流が興味深かったり、
スパイ活動のゆくえにドキドキしながら、
主人公のチェロへの向き合い方の変化にきゅんとしたり、
読み応えがあり、とても楽しめました。

なんか読みながら、チェロを弾く人は “根はいい人” であってほしいとか、
弾く人も弾くことで癒されたり救われてほしい、みたいな勝手なことを思いました。  

Posted by あけみ at 22:47Comments(0)