2016年02月20日

FMヨコハマ 「濱ジャズ」

2月12日(金)深夜に放送されたFMヨコハマ「濱ジャズ」、
遅くなりましたが録音を今日ゆっくり聞きました。

柏木さんのお話の部分はこんな感じ。

インストの曲は、歌詞がないなかで何かを感じていただきたいので、
音だけでストーリーを展開したり
その曲に対する思いが奥に見えるように構築していく。

「Cellos LIFE」 はいろんな人といろんな曲でコラボしている。
チェロを使ったいろんな楽器との会話。
チェロの多様性・柔軟性を表現できればいいなと思っている。

レコーディングは、
デモテープは作るけれどセッションすると違う物になる。
大好きなミュージシャンの方々ばかりとできるので幸せ。
この人たちが出してくるものはこうだろうな・・と思うことを簡単に超えてくる。
「この曲はこうしよう」と言ってくれて、
「それいいね、やってみよう」と言ってみんなが乗っかる。

自分の力は小さいけれど
まわりの人が、僕が考えていることを
必ず広げてくれたり、深くしてくれたり、高くしてくれたり、
エンジニアも含めてそういう環境の中で音楽ができている。

いつもどうやったらもっといいものを聞いていただけるか。
「超えようよ」ということを
レコーディング・リハーサル・本番でも思っている。
本番ではリハーサルでやったことから外れてしまうこともあるけど、
それは「超えよう」と思った先がちょっと違っただけで
こっちの方がおもしろい景色!となったら
みんながそこに集まる。
何が起こるかわからないドキドキ感があった方が
お客さんも一緒になって飛べる。

ライブはミュージシャンとお客さんと
空間に居る全員で作るものなので、お客さんに
より遠くに飛ばしてもらったりとか、
より近くに居てもらったりとかいうことを
感じさせてもらうシーンが多い。。。


ゲストが横浜に似合う曲を推薦する
「私の濱ジャズ」というコーナーで柏木さんが紹介したのは
Take6が歌う、イヴァン・リンスの「セテンブロ」。
バレンタイン・デーが近いということで、
横浜のカップルが観覧車に乗ったり
夜の山下公演を散歩したりするときに
聞いたらいいんじゃないかなと思う曲だそうです。
YouTube はこちら

今年やりたいことは?という質問には、
「Cellos LIFE」 を今年の流行語大賞にノミネートされるようにしたい。キラキラ2
それから、
まだ自分の音楽に取り入れていない国も多い。
音楽は、音の中で世界中のいろんなところに旅ができると思うので
チェロを持って新しい国に行ったつもりになって
音楽を作れたらいいと思う。
ということでした。

番組中に紹介された曲は「森林特急」と「Amazing Grace」、
トーク中のBGMは、「大地の祈り」「Torbellino!」「Behind the Mirror」でした。

さすがのパーソナリティのゴンザレス鈴木さんとの
インスト音楽やブラジル音楽のお話は、
柏木さんの受け答えも深夜のジャズ番組らしい
大人っぽい(?)感じだったような気がします。
最近のラジオ出演では必ず「Cellos LIFE」に込めた思いをお話されますが、
番組やお話相手に合わせて自在に変える
柏木さんのトークの表現力もすごいなぁと、また思いました。
今回のお話の中では、
「超える」「飛ぶ」という言葉が印象に残りました。

ゴンザレス鈴木さんが、「チェロ奏者」という言葉を
毎回ゆっくりはっきり慎重に言われているように聞こえましたが・・・
確かにちょっと言いにくいですね。顔2