2016年03月06日

めずらしい楽器

先週のことになりますが、名古屋で激レアなライブがありました。
ピアノの林正樹さんと吹きもの(?)いろいろのアンディ・ベヴァンさんのデュオ。



アンディさんは、ソプラノサックス、フルートと、
ディジュリドウを大小2本、中国笛のディジも使われました。
私はディジュリドウを柏木さんのライブで聞いたことがありましたが、
この日の客席の多くのみなさん、特にお子さんたちはびっくりな表情で見ていました。

ディジュリドゥはオーストラリアの先住民アボリジニの方々が使われる管楽器で
シロアリが中を食べて空洞になったユーカリで作られるそうです。
シロアリは、たくさん種類があるユーカリのうち食べるのは1種類という超偏食のうえに、
シロアリが食べた後にできる筋というか溝が音にとって大切で、
人がユーカリの中をくり抜いてもダメなんだそうです。
もちろんひとつひとつ音が違う、奇跡の楽器ですね。

この日は、それぞれのオリジナル曲を中心に完全生音で演奏されました。

アンディさんは、ブラジル音楽をされているギタリストのお兄さんと
アルバムを制作中とのことでしたので、
この奇跡の楽器もふんだんに使われているかもしれません。

そして会場のドルチェ・アートホールNagoya は、
私ははじめてうかがいましたが、
管楽器専門店のドルチェ楽器名古屋店さんの中にある
音がよく階段状の見やすい客席の、ほどよい大きさ(最大124席)のいいホールでした。