2017年04月16日

ラジオ日本「Hello! I, Radio」生出演

4月4日のラジオ日本「Hello! I, Radio」、
二人旅のお二人が生放送に出演ということで、
radiko のタイムフリーサービスで聞きました。

柏木さんはこの番組に、
「Partiendo」のレコーディング直前の1月に出演されていて、
パーソナリティの栗原美季さんとも最初からお話がはずみます。

まずは、ユニット名のお話から。

「ケンちゃん、二人で旅をしようよ」 ということから始まった二人旅、
何年もやってきて、デュオのCDを出すことになって、
ユニット名を決めないといけなくなり、
そのまま「二人旅」というユニットになっちゃった、そうです。

二人の出会いのきっかけについて。

10代の大学生の時に学校で知り合って、
打ち上げの飲み会とかで会っていたけれど、
一緒に演奏することはありませんでした。
20年ぶりくらいに初めてデュオをしたのが2008年のクリスマス。
何で今まで一緒にやらなかったんだろう? ということになり、
「じゃあ、ケンちゃん旅に出よう」 と、すぐ旅の発想になりました。
お互いのマネージャーも付けず、二人だけで旅をしています。
マネージャーは移動のチケットとホテルの手配をしてくれて、
JRとかのチケットを20枚くらい持たされて、
一枚ずつ減らしていく・・・みたいな旅です。

アルバム「Partiendo」について。

普通、2~3年めとかにCDを作るんだけど、
旅ができているからいいか、という感じでした。
けれど、お客さんからの「CDをいつ出すんですか?」 という
声が大きくなったので作りました。

ここまで主に柏木さんがしゃべっていましたが、
ここで、光田さんがきっぱりと
「二人合わせて99歳のデビューアルバムです。」

「Partiendo」(アルバム)から「Partiendo」(曲)がかかりましたが、
曲の途中で、緊急鉄道情報が。
事故による運転見合わせのニュースでした。さすが生放送。

続いて、曲の共作について。

(柏木さんから)
自分がメロディを途中まで書いて、
「後はよろしく」と、メールで楽譜を光田さんに送ります。
光田さんが、メロディを足したり、順番を変えたりして
曲を作って、2~3日後に柏木さんに送り返します。
そして、柏木さんが光田さんの家に行って音を出して合わせる。
そこから先は大きな変更はあまりなくて、だいたいできちゃう。
光田さんの譜面は理論立ってちゃんとしてるから
文句のつけようがない。
それをどうやって自分の演奏力で自分の出したい表現に変えるかが楽しい。

「Partiendo」のレコーディングについて。

(柏木さんから)
レコーディングはクリック(メトロノーム)とかは無くて
テンポも揺れます。
一緒に「せーのっ」で音を出す、ピアノとチェロと歌の会話。
(光田さんから)
スタジオの響きがすばらしいところなので、
いい演奏を引き出してくれる環境でした。
そんな力も借りて、いいアルバムになったと思います。

お互いの魅力について。

(光田さんから見た柏木さん)
普通のチェリストと違います。歌い方が深い。
叫ぶような歌い方もするし、テノールの歌手に近い。
でも、エレキギターのような音も出すし、
こういうチェリストはあまりいません。

(柏木さんから見た光田さん)
全部ファンタジーにしてくれる。
自分が作ったものが平面図だったら、立体図にしてくれる。
自分が立体図まで作っていたら、色を付けてくれる。
自分の音楽に足りない要素や、
もっとあったらいいなという要素が
手が届く位置にいつもいる。

リスナーからのお便りにこたえながら、自分たちの音楽について。

受け止めてくれる人が、日常のいろんなことで
時には音楽を聞きたくなくなることもあるかもしれない。
そんなときも、僕等の音楽がいずれは届くだろう、
音楽の力は必ず発揮できる、という想いで奏でています。
はしゃいでるだけじゃなくてね。(笑)

最後に、番組の終わりにかかる曲「そして僕等は旅をする」の紹介。

この曲は二人のメッセージという気持ちで作りました。
人生はそのまま旅のようなもの。
僕たちの音楽を愛してくださるみなさんも、
これから音楽を通して出会うみなさんも全部含めて、
僕等は人生という旅をしているんだ、
そしてまた笑顔顔2で会いたいね、
という気持ちを込めて作りました。

そして二人旅のこの後のツアー日程や
二人旅スペシャルライブのご案内、
それぞれのソロコンサートのご案内もありました。
20分というたっぶりとしたコーナーでしたが、
ライブの時と同じく、
お二人の、内容は深いのにテンポのいい掛け合いトークで、
とても短く感じる楽しい時間でした。