2017年07月03日

7/1 柏木&青柳&鳥越トリオ

2017年7月1日(土) MT Milly's Night Jul.
柏木広樹(vc)、青柳誠(p,sax)、鳥越啓介(b)

昨年の9/11に初めてのライブがあったこのトリオ、
同じ MT Milly's で2回めのライブがありました。



この日もセッションライブということで、
事前のリハーサル日はなく、
当日リハーサルだけ、ということでした。

「このメンバーならこの曲をやりたい」と
それぞれが曲をセレクトされるので、
旧作やスタンダードがあったり、
このメンバーで聞くのは初めて
という曲が聞けるのも楽しみです。
短い当日リハーサルの時間に曲の意図やイメージをつかんで
この日限りのアレンジ、アイデアで、
新鮮な気持ちで演奏をされるのだそうです。




1st
Dab-Dab (柏木)
City and Silence (鳥越)
ペンタマン (鳥越)
In a Sentimental Mood (デューク・エリントン)
新曲-「ドリトル先生と月からの使い」より- (柏木)

2nd
ENOKOROGUSA (青柳)
NEGAI (鳥越)
Morning Beans (青柳)
ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ (エンニオ・モリコーネ)
Vitamin Color (柏木)

アンコール
相思華 (柏木)


2曲めの「City and Silence」は鳥越さんの新曲。
タイトルは街のざわめきと、ひとり車の中にいる静けさ、だそうですが、
カッコイイ男性が都会の夜をドライブしているような、
クールな曲でした。

「ペンタマン」はペンタトニックスケールを多用した曲
という説明がありましたが、それでは難しいので
「ペンタマン」のキャラクターを設定しようということに。
ユーラシア大陸の人で、中華料理を食べてそう。
それも四川料理じゃなくて小籠包とか広東系。
おっとりしてて、草食系で、お金持ち。だそうです。
この曲紹介は新しいです。キャラクター設定って・・・

「In a Sentimental Mood」は青柳さんのセレクト。
青柳さんはソプラノサックスを演奏。
イントロはサックスの長いソロ、
それからサックスとチェロのデュオ。
続いてのサックスとベースのデュオのときは、
柏木さんはチェロを置いて、
ニッコニコとうれしそうにお二人を鑑賞してました。

1stセット最後は、柏木さんの新曲で初演。
チェロのソロでした。
ドリトル先生シリーズで月へ行って帰ってくるお話が
3巻ありますが、ついに(?)曲になったそうです。
月へ行くときの乗り物、蛾の羽音も表現されています。

2ndのはじめは青柳さんのソロピアノ。
演奏曲は弾く直前に決められたようです。

2曲めの「NEGAI」は、
鳥越さんが東日本大震災の翌日に作った曲。
今日やりたくなったので、と持ってこられました。
今回は、柏木さんと鳥越さんのデュオで。
チェロがメロを弾き、
チェロとベースの弓弾きの2重奏もありました。

「Morning Beans」は“森”の曲で、
なつかしいやらうれしいやら。
(青柳さん、ありがとうございますハート1
鳥越さんがノリノリで、踊るように弾いてました。
「朝の豆」とは納豆のことだそうですが、
軽快なサンバの曲なので、柏木さんから
「納豆という感じはしない。スムージーの方がいい。」
というお話があると、
ここでいきなり青柳さんのネタ登場びっくり
「スムージーも流行ってるけどけど、
流行ってるといえば、しいたけ占いって知ってる?」
青柳さんの手にはしいたけ占いの本が・・・
(仕込んでた!?
今日の出演者3人の人間関係を
しいたけ占い的に解説して
爆笑トークコーナーになっちゃいました。

「ニュー・シネマ・パラダイス」は青柳さんのセレクト。
「これ、きのうも弾きましたね・・・」
「でもきのうとは全然違いますから」
という会話が柏木さんと青柳さんであり、
live image でも演奏するようです。
この日はとってもJAZZYで
それぞれの長ーいソロも楽しめました。

最後の「Vitamin Color」は元気いっぱい、賑々しく。
鳥越さんは足元の機械をいじって、
エレキベースみたいな音を出してました。

アンコールの「相思華」は
先回のこのトリオライブでもやりましたが、
イントロのチェロのソロからもう激しい!
青柳さんのソプラノサックスのメロディも、
チェロと弓弾きのベースで刻むリズムも
カッコ良すぎです。


この日の一番はやっぱり
柏木さんの新曲が聞けたことです。
しかもソロ!
聞きながら光とか星とかきれいなイメージが湧いて
(蛾は出てきませんでしたが)
私のココロも月に行きました。

二番は・・・しいたけ占い顔2