2019年08月15日
葉加瀬太郎トリオ スペシャルコンサート
アビームコンサルティング presents
葉加瀬太郎トリオ スペシャルコンサート
2019年8月6日(火)軽井沢大賀ホール
葉加瀬太郎(vl) 西村由紀江(p) 柏木広樹(vc)
同じHATSレーベルのほぼ同い年のお三方によるこのトリオ、
葉加瀬さんがこんな小編成でクラシックのホールで
生音でコンサートをされるのはレアかなと思い、行ってきました。
夏休み中のリゾート地の名ホールでの昼公演でしたので、
おしゃれした方々や品のいいご高齢の方々、
そして遠征というよりは旅行者といった方々で
明るく華やかな雰囲気
ロビーには葉加瀬さんの絵画が10点ほど展示されていました。
<演奏曲>
1st
Etupirka (葉加瀬太郎)
春をどうぞ (葉加瀬太郎)
ビタミン (西村由紀江)
Reminiscence ~回想~ (柏木広樹)
少女がみたもの (西村由紀江)
ぬり絵 (葉加瀬太郎)
Spain (Chick Corea)
Csardas (Monti)
2nd
新世界のフィエスタ (葉加瀬太郎)
Bosporus (葉加瀬太郎)
ブエノスアイレスの四季 冬 (Astor Piazzolla)
冷静と情熱のあいだ (葉加瀬太郎)
Libertango (Astor Piazzolla)
アンコール
情熱大陸 (葉加瀬太郎)
ひまわり (葉加瀬太郎)
ホールに入るとステージのバックには
ステージ幅いっぱい、天井近くまである黒い大きなスクリーンが。
このコンサートのスポンサーのアビームコンサルティングは
IT関係の企業だそうで、演奏に合わせた映像の演出もありました。
ちょっと live image みたい。
演奏曲は葉加瀬さんの曲ばかりでなく、
西村さん、柏木さんの曲も。
そしてこのトリオのためにアレンジされたカバー曲もありました。
西村さん、柏木さんのところにもマイクがあり、
自分の曲を紹介したり、葉加瀬さんのお話相手()をしたり。
「Reminiscence~回想~」 のとき柏木さんは
「この三人ではじめてレコーディングした曲」 と紹介されました。
「ぬり絵」 は今回の特別企画、映像とのコラボのために、
葉加瀬さんが当日の朝に作った曲だそうです。
最初はスクリーンいっぱいに
葉加瀬さんが書いた線画のイラストが映っているのですが、
演奏すると弾いたコードによって赤・青・黄・緑と
少しずつ色が塗られるようにプログラムされていて、
演奏後はカラフルな絵になりました。
「Spain」 はアランフェス協奏曲のイントロ付き。
柏木さんがアレンジされたそうです。
「新世界のフィエスタ」 は葉加瀬さんと柏木さんのデュオ。
葉加瀬さんのコンサートで演奏されたことはありますが、
目の前で聞けてしあわせでした。
「ブエノスアイレスの四季」 は今後このトリオで
春、夏、秋も演奏していく予定とのことでした。
アンコールの 「情熱大陸」 にはびっくりしました
これははずせないんですね。
客席も最初はどうしていいかわからず
立ち上がることも腕を振ることもなくただ聞いていたのですが、
途中で葉加瀬さんが “手拍子ちょうだい” 的な身振りをすると
大きな手拍子が起こって盛り上がっていきました。
終演後にCD販売コーナーで、
「情熱大陸が入ってるのはどれですか?」 とたずねて
購入しているおばあちゃまがいらっしゃいました。
情熱大陸が入っているベスト盤もちゃんと販売していました。
どの曲も柏木さんの演奏がたっぷり聞けますし、
知っている曲もトリオ用に特別にアレンジされていて
音のいいホールで聞けてとても楽しめました。
このトリオはこれからも活動されて、
いずれはコンサートツアーやアルバム制作もされるそうです。
お三方ともとてもお忙しいですが、
各地の程よい大きさの音のいいホールで
コンサートをしていただけたらうれしいですね。
Posted by あけみ at 00:27│Comments(0)
│ライブ