2018年01月14日
1/13 CBCラジオ
昨夜のCBCラジオ「渡辺美香のWhat a Wonderful World」への柏木さんの出演、
地元の放送局で休日の番組なので、リアルタイムで聞けました。
この番組にはこれまでもたびたび出演して “準レギュラー”と言われてしまう柏木さん、
番組中でも「かしちゃん」「美香さん」と呼び合って、
リラックスした感じでお話が進みました。
まずは、昨年も忙しかったですね・・・ということで旅のお話から。
柏木さん「葉加瀬さんのコンサートは3ヶ月半で50公演あって、
旅から旅へという感じでしたが、僕は旅が大好き。
これだけ芸歴が長くなってくると、旅先で行くお店も
調べて行くというより、復習する感じ。
どこに行っても “ただいま!”、お店のかたも “あ、今年も来た” っていう感じです。
ライブも、そうなっていくのが一番いい。“帰ってきたよ~” なんて。
名古屋に来たら、名古屋がホームタウンと思ってやっているから、
そうやって、全国に “行く” んじゃじゃくて “帰る” っていうのがすごく好き。」
美香さん「ファンの方も、小さなライブハウスから葉加瀬さんのコンサートまで、
毎年自分へのご褒美みたいに待っていらっしゃる方が多いですね。」
柏木さん「音楽の持つ力っていろいろあると思うけど、
美香さんは歌を歌われますが、我々は歌詞がないので、
メロディに “想い” をのせないと伝わらない。
年をとってきて、その “想い” は年々強くなっている気がします。」
アルバム 『TODAY for TOMORROW』 について
美香さん「忙しい中で、これだけの曲を生み出されていたんですね。」
柏木さん「前のアルバムから2年たって、その間に作っていた曲があるし、
今回のアルバムが決まってから作った曲もあります。
“TODAY for TOMORROW” という言葉が自分の中ですごく響いたから、
このアルバムができたかなと思ってます。
今日がんばらないと明日いい日にならない、だから今日がんばろうねと解釈してます。
それをみんなと共有して音楽を楽しむということがライブだから、
やっぱりお客さんの顔を見ながら、ひとつの輪になっていくのはステキなこと。」
ここで 「TODAY for TOMORROW」 がかかりました。
柏木さん「今回のアルバムで特徴的なのは、
これまでセルフプロデュースでやってきたけれど、
サウンドプロデューサーに光田健一さんをお迎えしました。
健ちゃんは大学でクラシックの作曲を学んでいて、
今回はオーケストラアレンジも多いです。
セルフプロデュースでやってきていると、
できのいいものを残そうとするやり方になってくるんです。
でも健ちゃんは、自分がうまく弾いたと思ったテイクはダメって言って
“それはかしちゃんの歌じゃない、もっと歌ってる” ということを言ってくれる。
アルバムの中の 「シリウス」 という曲は、1度提出した曲はボツりました。
僕はメロディから作ることがほとんどですが、
最初はコードから作ってメロディを後付けしたので
メロディが弱かったんだと思います。
健ちゃんから “これでいいのかい? ちょっと直そうよ” と言われて、全部書き直しました。
チェロだけでメロディを作って健ちゃんに再提出したら
“これを待ってたんだよ” と言われて、泣きそうになりました。
そういう信頼をおける人がプロデュースをしてくれたということは、
自分にとって今回のアルバムは大きな財産です。」
美香さん「かしちゃんもいままでいろんな方のプロデュースをする側でもあって
自分自身のこともプロデュースするわけですが・・・尊敬できる相方ですね。」
柏木さん「自分のことは客観的に見られないです。
一昨年に西村由紀江さんのプロデュースをしたときに
自分が(西村さんに)言ってたのと同じようなことを、健ちゃんから言われました。
自分がプロデュースしたいままでのアルバムが
良くないとは全然思っていないけど、
信頼している人に、自分が気付かない部分を
“ここがいい” と言ってもらえたのはすごくありがたい。」
次に「Lactic Acid」がかかりました。
柏木さん「伊藤ハルトシ君とライブをやろうということになったときに、
デュオの曲を作ろうと思い、
二人がイーブンな感じでメロディを交換しているアレンジにしました。
1曲弾くと腕がパンパンになります。無駄に体力を使うというか。
若いハル君でも弾き終わったら “ちょっ、ちょっと待ってください・・・” となりました。
よかった・・・自分だけじゃないんだ・・・って」
美香さん「チェロという楽器のありとあらゆる可能性を
知ってほしいという想いがここにもありますね。」
柏木さん「いろんなタイプの曲をいままでも作ってきているけど、
みなさんに “チェロっておもしろいですか? 楽しんでますか?”
ということを今年もやっていきたいです。」
最後に 「Reminiscence ~ 回想 ~」についてお話があった後、曲がかかりました。
柏木さん「去年と一昨年、復興支援音楽祭が東北であって、
葉加瀬さん、西村由紀江さん、と僕のトリオをやりました。
お互いは30年知っているのに三人で演奏することはあまりなく、録音物もなかった。
30年でどんなことがあったか曲にしたいなと思って、今回お願いしました。
三人って、二人とは違う会話が面白いと思う。
想いが交錯してたりとか、一方通行である時期があったりもするし。
こうだったね、って語れるような年齢になったから曲にしました。
ホントにこの二人にも感謝してます。
そして、この曲が映画『きらきら眼鏡』エンディングテーマに決定したこと、
1月31日名古屋ブルーノートのライブのご案内がありました。
柏木さんは番組やお相手のパーソナリティさんに合わせたお話の内容や話し方をされますが、
今回は美香さんがジャズヴォーカリストという同業者(?)でもあるからでしょうか、
アルバムプロデュースについての光田さんとのお話が、
具体的でお気持ちがよく伝わっておもしろかったです。
地方でのライブは“行く”んじゃなくて“帰る”というお話もいいですね。
地元でのライブのとき、「来ていただいてうれしいです」 とお話することはよくありますが、
これからは 「お帰りなさい」 にしようかしら。
地元の放送局で休日の番組なので、リアルタイムで聞けました。
この番組にはこれまでもたびたび出演して “準レギュラー”と言われてしまう柏木さん、
番組中でも「かしちゃん」「美香さん」と呼び合って、
リラックスした感じでお話が進みました。
まずは、昨年も忙しかったですね・・・ということで旅のお話から。
柏木さん「葉加瀬さんのコンサートは3ヶ月半で50公演あって、
旅から旅へという感じでしたが、僕は旅が大好き。
これだけ芸歴が長くなってくると、旅先で行くお店も
調べて行くというより、復習する感じ。
どこに行っても “ただいま!”、お店のかたも “あ、今年も来た” っていう感じです。
ライブも、そうなっていくのが一番いい。“帰ってきたよ~” なんて。
名古屋に来たら、名古屋がホームタウンと思ってやっているから、
そうやって、全国に “行く” んじゃじゃくて “帰る” っていうのがすごく好き。」
美香さん「ファンの方も、小さなライブハウスから葉加瀬さんのコンサートまで、
毎年自分へのご褒美みたいに待っていらっしゃる方が多いですね。」
柏木さん「音楽の持つ力っていろいろあると思うけど、
美香さんは歌を歌われますが、我々は歌詞がないので、
メロディに “想い” をのせないと伝わらない。
年をとってきて、その “想い” は年々強くなっている気がします。」
アルバム 『TODAY for TOMORROW』 について
美香さん「忙しい中で、これだけの曲を生み出されていたんですね。」
柏木さん「前のアルバムから2年たって、その間に作っていた曲があるし、
今回のアルバムが決まってから作った曲もあります。
“TODAY for TOMORROW” という言葉が自分の中ですごく響いたから、
このアルバムができたかなと思ってます。
今日がんばらないと明日いい日にならない、だから今日がんばろうねと解釈してます。
それをみんなと共有して音楽を楽しむということがライブだから、
やっぱりお客さんの顔を見ながら、ひとつの輪になっていくのはステキなこと。」
ここで 「TODAY for TOMORROW」 がかかりました。
柏木さん「今回のアルバムで特徴的なのは、
これまでセルフプロデュースでやってきたけれど、
サウンドプロデューサーに光田健一さんをお迎えしました。
健ちゃんは大学でクラシックの作曲を学んでいて、
今回はオーケストラアレンジも多いです。
セルフプロデュースでやってきていると、
できのいいものを残そうとするやり方になってくるんです。
でも健ちゃんは、自分がうまく弾いたと思ったテイクはダメって言って
“それはかしちゃんの歌じゃない、もっと歌ってる” ということを言ってくれる。
アルバムの中の 「シリウス」 という曲は、1度提出した曲はボツりました。
僕はメロディから作ることがほとんどですが、
最初はコードから作ってメロディを後付けしたので
メロディが弱かったんだと思います。
健ちゃんから “これでいいのかい? ちょっと直そうよ” と言われて、全部書き直しました。
チェロだけでメロディを作って健ちゃんに再提出したら
“これを待ってたんだよ” と言われて、泣きそうになりました。
そういう信頼をおける人がプロデュースをしてくれたということは、
自分にとって今回のアルバムは大きな財産です。」
美香さん「かしちゃんもいままでいろんな方のプロデュースをする側でもあって
自分自身のこともプロデュースするわけですが・・・尊敬できる相方ですね。」
柏木さん「自分のことは客観的に見られないです。
一昨年に西村由紀江さんのプロデュースをしたときに
自分が(西村さんに)言ってたのと同じようなことを、健ちゃんから言われました。
自分がプロデュースしたいままでのアルバムが
良くないとは全然思っていないけど、
信頼している人に、自分が気付かない部分を
“ここがいい” と言ってもらえたのはすごくありがたい。」
次に「Lactic Acid」がかかりました。
柏木さん「伊藤ハルトシ君とライブをやろうということになったときに、
デュオの曲を作ろうと思い、
二人がイーブンな感じでメロディを交換しているアレンジにしました。
1曲弾くと腕がパンパンになります。無駄に体力を使うというか。
若いハル君でも弾き終わったら “ちょっ、ちょっと待ってください・・・” となりました。
よかった・・・自分だけじゃないんだ・・・って」
美香さん「チェロという楽器のありとあらゆる可能性を
知ってほしいという想いがここにもありますね。」
柏木さん「いろんなタイプの曲をいままでも作ってきているけど、
みなさんに “チェロっておもしろいですか? 楽しんでますか?”
ということを今年もやっていきたいです。」
最後に 「Reminiscence ~ 回想 ~」についてお話があった後、曲がかかりました。
柏木さん「去年と一昨年、復興支援音楽祭が東北であって、
葉加瀬さん、西村由紀江さん、と僕のトリオをやりました。
お互いは30年知っているのに三人で演奏することはあまりなく、録音物もなかった。
30年でどんなことがあったか曲にしたいなと思って、今回お願いしました。
三人って、二人とは違う会話が面白いと思う。
想いが交錯してたりとか、一方通行である時期があったりもするし。
こうだったね、って語れるような年齢になったから曲にしました。
ホントにこの二人にも感謝してます。
そして、この曲が映画『きらきら眼鏡』エンディングテーマに決定したこと、
1月31日名古屋ブルーノートのライブのご案内がありました。
柏木さんは番組やお相手のパーソナリティさんに合わせたお話の内容や話し方をされますが、
今回は美香さんがジャズヴォーカリストという同業者(?)でもあるからでしょうか、
アルバムプロデュースについての光田さんとのお話が、
具体的でお気持ちがよく伝わっておもしろかったです。
地方でのライブは“行く”んじゃなくて“帰る”というお話もいいですね。
地元でのライブのとき、「来ていただいてうれしいです」 とお話することはよくありますが、
これからは 「お帰りなさい」 にしようかしら。
Posted by あけみ at 16:02│Comments(0)