2019年03月24日

Made in musicasa 2019

Made in musicasa 2019 ~生誕50年祭~

2019年3月21日(木・祝)
渋谷区文化総合センター大和田さくらホール

柏木広樹(vc) 光田健一(p,バンドマスター) 天野清継(g)
伊藤ハルトシ(vc,g) 木村将之(b) 齋藤たかし(ds,per)
スペシャルゲスト 押尾コータロー(g)

1st
月からの使い
輝く星の贈り物~歓び(光田健一)
TODAY for TOMORROW
Gostou? Gostei!
La Pasionaria(Charlie Haden)
Lactic Acid

2nd
モモの唄
FLOWER(押尾コータロー)
streamline
Trbellino!
Cielo Azul
森林特急
Smile for You

アンコール
SMASH!
2011


年に1度のスペシャルライブ Made in musicasa も今回で7回めだそうです。
今年は生誕50年祭、そしてスペシャルゲストもいらっしゃってまさにキラキラ祝祭キラキラでした。

例年どおり1部はアコースティックなサウンド、2部はバンドの中のチェロが
一度に楽しめるというぜいたくなコンサートです。
1部と2部でチェロを持ち替えられますが、
弾き方も変わって体への負担も大きいので、
たびたびできることではない、とお話されていたことがあります。

メンバーさんも楽器の持ち替えがあって、
光田さんはピアノと自前のローズ(エレクトリック・ピアノ)を持ち込み、
天野さんはアコースティックギターとエレキギター、
伊藤さんはチェロとアコースティックギターとエレキギター、
木村さんはウッドベースとエレキベース、
齋藤さんはドラムと本邦初公開(?)のパンデイロも使われました。

そして今回の裏テーマが “2本のチェロをたっぷり楽しむ” だそうで、
チェリストがお二人いらっしゃるからできるハーモニー、
メロディの弾き分け、厚みのあるユニゾンが
いろんな曲で聞けるようアレンジされていました。


1部はメンバーさんを順に紹介するような、小編成での演奏。
まずは柏木さんがお一人で登場して 「月からの使い」。

続いて光田さんをお呼びしてデュオで 「輝く星の贈り物~歓び」。
見た目は二人旅さんですが、光田さんはしゃべりません。(笑)

そして伊藤さんと木村さんが加わって
チェロ二人、コントラバス、ピアノで 「TODAY for TOMORROW」。
柏木さんは「低い音ばかりで地味でしょう? 地味な編成大好きハート1」とうれしそう。

木村さんが下がって、伊藤さんがギターに持ち替え、
天野さんと齋藤さんが加わって四人で 「Gostou? Gostei!」。
齋藤さんはパンデイロでしたが、
コンサートでドラム以外を演奏するのは初だそうで、激レアだったんですね。
ギターのお二人のソロに続いてパンデイロのソロもあって、一気に軽快に。

天野さんと齋藤さんが下がって、1部の最後は2曲続けてチェロのデュオ。
「La Pasionaria」 はジャズの曲のようですが(知りませんでした汗・涙1
哀愁のある低音の美しいハーモニーがクラシックの小品のよう。
トークなしで続いての 「Lactic Acid」 は
一転して “チェロなのに” パッションあふれる激しい演奏で
「うゎっ、すごーーいびっくり」 の拍手喝采のなか1部が終了。

休憩中は緞帳が下りていて・・・・期待にワクワク・・・・


2部は、ギターのイントロが鳴りながら緞帳が上がると、
ステージ中央に柏木さんと押尾さんが二人きりで、「モモの唄」。
ステージのバックは全面に満開のサクラサクラが描かれた幕で、
この季節にぴったりの華やかさ。(さすが “さくらホール” )
押尾さんからの 「かっしー、おめでとう!顔2」 に、
柏木さんは、押尾さんが出演してくれたよろこび、
押尾さんのことが大好きなこと、押尾さんの新譜のことなどを話すのですが
それはもう、うれしそうすぎる!ハート3
次の曲もデュオで、押尾さんの新譜から 「FLOWER」。
柏木さんは押尾さんの新譜 「Encounter」 をヘビロテしてるので
「全部デュオで弾ける」 そうですよ。
(また押尾さんのコンサートに呼んでもらえるといいですね)

押尾さんが下がって、柏木さんのクールで激しめの長ーーーいソロ・・・
のあいだにメンバーさん全員が入って、「streamline」 をびゅーーんと。
光田さんはローズ、木村さんはエレキベース、
齋藤さんはここからはドラムをビシバシと。

ここから最後まで全員で、アゲアゲな曲が続きます。
「Trbellino!」 は天野さんのフレメンコギターっぽいソロがあったり、
「Cielo Azul」 はチェロお二人とウッドベースの低音三重奏のイントロからの
メロディに入っていくところが、青空がぱっと広がっていく感じでステキ。
「森林特急」 は光田さんのローズのソロとドラムソロもありました。

最後の 「Smile for You」 は押尾さんも加わって、最高にハッピー♪な感じ。
押尾さんのソロもありました。
お客さんがコーラスで参加しましたが、
柏木さんと押尾さんの伴奏(はてな)で歌えるなんて!
めちゃ楽しんで、大盛り上がりで終了ぉ~顔2


アンコールは、押尾さん以外の全員がステージに戻ってきましたが、
みんな赤い法被を着ていてお祭り感が最高潮矢印1
「まだまだ行くよっ!」 って感じで 「SMASH!」。
光田さんはローズ、天野さんと伊藤さんはエレキギター、木村さんはエレキべースで、
さいごにもう一回メンバー紹介、みたいに全員のソロがありました。
柏木さんも長ーーいソロ・・・ からのエビぞり炎
そのあとも最後まで立ち弾きでした。
客席も手拍子で応援して大歓声。はぁぁぁ・・・すごかったっびっくり

メンバーさんたちが下がってひとり残った柏木さんは、
落ち着いた語り口でさいごのトーク。
平成が始まったころスタートしたキャリアが、平成の終わりに節目を迎えて、
出会いに恵まれて今の自分があること、
平和への願い、被災地への思い、
そして、これからもがんばっていきますという決意。。。

さいごの演奏は、
1部と同じアコースティック用のチェロに持ち替えて 「2011」。
ステージのバックはまたサクラサクラの幕になりました。
このときは、サクラサクラ から巡る季節や重ねてきた年月がイメージされて、
直前に柏木さんがお話されたことと重なって
想いのこもった演奏を一層感慨深く聞きました。

今回も、チェロの魅力がたっぷり、柏木さんらしさいっぱいの、
愛が詰まった、というかあふれ出た、楽しいコンサートでした。
終演後は、お祭りが終わってみんな帰ってしまったけど、
心の中にあったかいものが残っている・・・ 感じがしました。顔1



ロビーでは恒例の盲導犬PRコーナーがあり、募金受付、支援グッズの販売がありました。

PR犬 ダーウィンちゃん




支援グッズのオリジナル缶スチームクリームと
パンフレットといぬ玉を買いました。




パンフレットには 「きゃぁ~顔5」 な写真がいっぱいの永久(?)保存版です。
その中でも柏木さんが 「ぜひ見てほしい」 と言われていたのが
超すごい角度でエビぞってるステージ写真。
通販で買えるようになるみたいなので、気になる方はぜひゲットしてください。